猿楽祭シンポジウム つながる 代官山―アートプロジェクトがつなぐ都市の記憶と風景


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都市におけるインスタレーションの先駆けであり、わずか一週間で中止となったヒルサイドテラスを舞台とした川俣正の伝説のプロジェクト「工事中」(1984)。築70年の同潤会代官山アパートの解体直前に行われた「再生と記憶」展(1996)。その再開発である代官山アドレスの竣工前年1999年にスタートした公募展「代官山インスタレーション」。33年を経て猿楽町交番前の歩道橋の撤去を目前に行われている川俣正の「『工事中』再開」。
代官山にあって、アートは、変わりゆく都市、見えない都市の姿を照射し、過去と現在、場と人をつなぐ媒介者として機能してきました。
アートプロジェクトを通して、代官山の来し方、行く末、都市とアートの関係について、数々の代官山のアートプロジェクト、展覧会にアーティストとして、またキュレターとして関わったBankART1929代表・池田修さん、代官山インスタレーションの審査員でもあった中原佑介の美術批評選集編集委員であり、アートプロジェクトについての論考も多い美術史家・加治屋健司さん、そして代官山に数々のアートプロジェクトを仕掛けてきた北川フラムさんをお迎えし、語り合っていただきます。


出演:池田修(アートディレクター、BankART1929代表)
   加治屋健司(美術史研究者、東京大学大学院総合文化研究科准教授)
   北川フラム(アートディレクター、アートフロントギャラリー主宰)


出演者プロフィール

池田 顔

●池田修(いけだ・おさむ)
BankART1929代表・PHスタジオ代表。1984年、美術と建築を横断するチームPHスタジオを発足。代表作にダムに沈む村と関わった「船、山にのぼる」がある。86~91年ヒルサイドギャラリーディレクター。04年からBankART1929の運営に携わり、数々のアートプロジェクト、アーティスト支援、出版等を行なってきている。街づくり関係でのシンポジウム参加も多い。


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●加治屋健司(かじや・けんじ)
美術史家、東京大学大学院総合文化研究科准教授。1971年生まれ。東京大学教養学部卒業。ニューヨーク大学大学院美術研究所博士課程修了。PhD(美術史)。日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ代表、『中原佑介美術批評選集』編集委員。著書に『アンフォルム化するモダニズム カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』(東京大学出版会、近刊)。共編著にFrom Postwar to Postmodern, Art in Japan 1945-1989: Primary Documents (New York: Museum of Modern Art, 2012)など。




●北川フラム(きたがわ・ふらむ)
1946年新潟県高田市(現・上越市)生まれ。東京芸術大学卒業。アートフロントギャラリー主宰。クラブヒルサイド・ディレクター。主なプロデュースとして「アントニオ・ガウディ展」、「子どものための版画展」、「アパルトヘイト否(ノン)!国際美術展」など。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭」、今年開催される「北アルプス国際芸術祭」「奥能登国際芸術祭」の総合ディレクターを務める。

※本イベントにあわせて『中原佑介美術批評選集第10巻 社会と美術』(現代企画室+BankART出版)が刊行されます。


写真

川俣工事中
「工事中」(1984)川俣正  Photo: Ryuji Miyamoto


1996-さよなら 同潤会アパート展-再生と記憶-「Trieb-waterⅠ」03 大 安斎重男(JPEG)
「Trieb-水I|水のインスタレーション」(1996) 遠藤利克「さよなら同潤会代官山アパート展―再生と記憶―」より
 Photo: ANZAI


03_地下鉄ヒルサイド駅
「地下鉄ヒルサイドテラス駅」(1999)平山俊、渋谷真弘「代官山インスタレーション1999」より
 Photo: ANZAI


会場ヒルサイドプラザ
日時10月8日(日) 14:00~16:00
料金1,000円
主催猿楽祭実行委員会
共催中原佑介美術批評選集編集委員会
定員100名
予約・問い合わせヒルサイドインフォメーション TEL: 03-5489-3705 / Email: matsuri@hillsideterrace.com